
自宅のデスクを片付けている時、出窓に飾っておいた葉書が目にとまりました。
懐かしいな。
1999年の春。ひとりでふらりとドイツに旅に出た時に街から街へと移動する列車の中で実家の母へ宛てた葉書です。
心配をかけたくなくて「海外に一人旅にいく」とは言い出せず「大学の研修旅行に行ってくる」と嘘をついて旅に出たので葉書の中で本当の事を書いて送りました。葉書を読んだ母はもちろんびっくり。帰国後、呆れ顔で迎えてくれました。
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Guten Tag!
勝手に出てきてごめんなさい。実はドイツに来ています。(心配かけたくなくて) 3度目の一人旅です。1週間ドイツをめぐってます。今日は9日。フランクフルトから入り、ミュンヘンへ来て今はニュルンベルクへ向かう列車の中です。こっちは大雪。 つもってます。寒い!でもとってもステキな国です。町は美しいし人々は親切。そん な感動にふれる毎日。会話があまり通じず宿を探すのに少々苦労してますが、まあナ ントかやってます。おもしろい事件アリ、ささやかな出会いあり、日本人も本当に多 い!帰宅したら話をきいてね。窓の外は銀世界。広い広い大地。幸せにひたっている 私です。
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久しぶりに読み返すと当時の記憶がフラッシュバック。
ガタンゴトンと揺れる静かな列車のコンパートメントの窓際席に座り、うつりゆく車窓風景を時折眺めながらしたためました。
形にのこる葉書っていいね。
今は携帯電話があれば、瞬時にメールでメッセージは届けられちゃうけれど、電子データ以外なにも残らない。電子データなんか簡単に消えちゃう。
今度旅に出るときは
例え時間がかかっても葉書をだそうと思いました。
写真:
前にあるのがその葉書。旅記録はこちら>>>
後ろの葉書はアメリカ旅の時グランドキャニオン近くのモーテルのレストランで知り合ったイングランドからの旅行客の老夫婦からの手紙。
旅記録はこちら>>>

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