ドイツ一人旅列車で行くロマンチック街道

大学3年の春休み。 いくら21歳、3度目の1人旅はドイツ。 6泊8日の鉄道の旅。
就職活動の合間をぬっての旅のため短期間でした。1人旅も3度目ともなるとだいぶ慣れてきたので今回からはじめて宿を予約せずに旅立ちました。列車の周遊チケット1枚で、どこに行くかはその日の気分次第のぶらり旅。気に入った街で宿を探し、街を散策。本当に旅らしい旅とはこんなかな。
比較的治安もよく、穏やかでのんびりとした旅でした。
■ドイツ一人旅 日記 2月7日(日) 出発日
今回の旅の初日は過密スケジュールだった。
出発前日の6日はまず期末テストがあった。夕方5時からはアルバイト(新宿の居酒屋)。しかも夜勤。つまり出発当日の4時過ぎまで11時間労働をして、その足で成田へ向かうこととなった。若さならではのタフネス。当日の朝5時過ぎ仕事あけ、バイト先の皆に送られキャリーバックを転がし店を出た。お隣のショットバーへも顔を出したらINOさんとMIYAさんがいた。旅に出ることを話したらMIYAさんから土産代として5000円も貰ってしまった。「美味しいワインをお願い」とのことだったが、私にワインの目利きが出きるかどうか・・・。
 JR山手線で日暮里へ出て、京成線に乗り換える。一番安上がりなルートなのだ。あとは成田まで一直線なのだが、乗り継ぎも悪く思ったよりもかなり時間がかかる。7時30分成田集合だったが、到着したのは8時近くであった。辺鄙なところに空港を造ったもんだと思った。早めに行って空港のシャワーを使おうと思っていたのにそれどころではなくなってしまった。
今回使用する航空会社は大韓航空。
第一旅客ターミナルからの出発は初めてだ。第二旅客ターミナルと比べて設備も店もあまり整っていない。 指定されていた南ウイング四階出発ロビーのH207カウンターへ向かう。途中コンビニを発見。カウンターはすぐに分かったが、既に列が出来ていてなかなか待たされた。そこで航空券などを受け取った。チェックインはまた別 のカウンターになるのがディスカウントチケットの特徴だ。すぐにチェックインをすまし荷物を預ける。出来ることなら機内持ちこみを考えていたのだが、遠まわしに断られてしまった。前回の旅のアエロフロート航空でスーツケースをこじ開けられたことが気になっていたのだが、まあ仕方ない。開けられても差し支えないように貴重品は入れていない。鍵をかけないのは、壊されるのが一番困るからだ。
 出発は9時半。もう後30分しかない。まずトイレで顔だけでも洗ってスッキリした。それから先程見かけたコンビニへ行きおやつを買った。急いで4階に戻り、出国手続きをすました。出発ゲートに行くとまったりする間もなく搭乗が始まった。あまりにばたばたしすぎて旅の出発の余韻を味わう余裕もない。これから冒険をするにあたってのドキドキやわくわくをまったく感じないのだ。それもこれも時間に余裕がなかったせいだろう。しかし夜勤をやって良かったのかもしれない。
新宿からでもこれだけ時間がかかったのだから川越からだと始発を使っても間に合うかどうか・・
 搭乗してまず驚いた。シートNO、09A。何度も確認したがここに間違いない。しかしここはどう見てもビジネスクラスシートだ。さすがオフシーズン。おそらく席が埋まらなかったためであろう。めったに座れないだろう席なので写 真まで撮ってしまう貧乏人(笑)ゆったり快適広々シートにほくほく。
嬉しいことに窓際だった。そしていよいよ出発。前回利用したアエロフロートは30分ぐらい出発が遅れたが(それなのに時間どうり到着したから不思議・・・)
 今回は時間丁度の出発だった。天気も良くいいフライトになりそうだ。
 大韓航空はソウル経由になる。ソウルまでは約2時間で着く。そこで乗り換えて、フランクフルトまでは約12時間。到着予定時刻は同日の夕方5時40分頃(日本時間8日午前2時頃)。地球の反対側はホントに遠いい。
 右隣には韓国人と思われるおじさんが座り、人良さそうに話し掛けてきた。しかしもちろん日本語ではない。片言の英語だった。そりゃあ韓国語よりは分かるけれども会話ができる程の英語力など持ち合わせてはいない。一番悔しいのはこうゆう時だ。自由に会話できれば楽しいだろうに・・・。何が言いたいのか半分も分からなかったが、親切ではあった。初めて見る足置きの使い方が分からずごそごそやっていたらレクチャーしてくれた。なんとなく恥ずかしくてへらへらの笑顔をお返しした。
 夜勤明けの割りには全然眠くはない。それどころか意識は冴えている。テンションはさすがに多少高い。落ち着かない気分のまま忘れないよう早速、日記メモをつけはじめた。旅のプランを練るために購入した一冊のB5ノートを日記兼用として使う。ばたばたと行動しているので、日記がなかなか追いつかない。
 飛行が安定し、食事が運ばれた。ビーフでもチキンでもなく、ドリアのようなものと、サラダ、パン、デザート。そんなに美味しい物ではなかった。
 ソウルまではあっという間で、12時過ぎソウルの金浦空港(キンポウ空港)に到着した。(ちなみに日本との時差はない)ここでトランスファー(乗り換え)をする。金浦空港はきれいな空港だった。日本人観光客が多いのだろう、日本語の案内もあった。それどころか免税店の販売員は日本語を話しているから驚く。
次の出発まで1時間近くあるので免税店を見て回ったり、写真を撮ったり、空港内を散策した。出発は13時。早めに出発ゲートの待合室へ落ち着いた。まだあまりまとめていない旅行スケジュールを考えた。
 時間になり搭乗が開始された。シートは変わってしまうのが残念。シートNO38K。
さすがもうビジネスクラスとはいかなかったが、良い席だった。前がシートではなく壁なので窮屈ではなく窓際。今回はなかなかついているようだ。
 さて、いよいよドイツへ向かう約12時間のフライトだ。この退屈な時間をどう過ごすかだが、さすがにそろそろ眠気がきた。スケジュールを練りながらもうとうととしていた。前回の旅ではスケジュールは出発前からきっかり決めて行動したもんだが、今回はかなりアバウトにしか考えていなかった。それは旅に慣れてきているせいでもあった。あらかじめ決めてしまうより現地で気の向くままに旅をする方が楽しいという考えもあってのことだ。だからスケジュールを練るというよりガイドブックを見ながら行きたい街をチェックして、いかにそれらの街を効率よく廻るかを考えていた。ドイツは小さな素敵な街が点在しているので、ある程度訪問地は絞らねばならなかった。そこで、フランクフルトを拠点として北より南側を廻ることにした。理由は特にないがしいて言えば”北へ行くと寒いだろう”という単純なことだった。
 眠かったが、食事はしっかりいただいて、途中2~3時間の睡眠をとった。配られたヘッドフォンはアエロフロートとは違いちゃんと聞こえた。(アエロフロートでは壊れてるのか知らないがザーザー音しか聞こえなかった)日本ポップスには最近お気に入りの山崎まさよしの”僕はここにいる”が入ってて嬉しかった。他、馴染みのラヂオJ-WAVEのクリスペプラーさんの声によるチャンネルもありなかなか楽しめた。寝た時間も多かったせいか12時間は思ったより早く過ぎた。
ドイツ時間6時前、ついにドイツフランクフルト・マイン国際空港へ到着した。
 人の流れに沿って歩いてゆき、入国審査を受け、バケージルームで流れてくる荷物から自分のキャリーバックを探し受け取り、問題なく税関を通 過した。出たところでは出迎えの人だかりがにぎやかだった。ほんの少しさびしさを感じた。
 まず目に入った両替所で2万円ほど両替した。空港のレートは悪いのが相場で、さらに手数料5DMを引かれ返ってきたのは281DMだった。初めて手にするドイツマルクはおもちゃのお金のような感じがした。
 さてこれから市内の予約してあるユースホステルに向かうのだが、その前にやりたいことがあった。リコンファーム(予約の再確認)だ。これをしないと帰りの便の予約が取り消されてしまうというものだ。普通 1週間前から3日前の間にやるのだが、せっかく空港にいて、大韓航空のデスクがあるのだからやれるものならやってしまえば後が楽だと考えた。
 この空港はターミナルが1と2に分かれている。
さらにフロアがAからEに分けられていてターミナル1がAからC、2がD、Eとなっている。私が到着したのはターミナル2のEだったが、大韓航空のカウンターはDにあった。A~Eのフロアはそれぞれかなりの広さなので見つけるのに時間がかかった。さっそくカウンターにいた女性係員にリコンファームが出きるかどうかチケットを提示して、たどたどしい英語でたずねた。ところが、残念なことに出来ないとのことだった。その便の情報はまだパソコンに入っていないらしく、仕方なくあきらめた。そうなるとあとから電話でリコンファームを申し出るしかないのだが(普通 はそれが基本)なにせ英会話に自信がない。何とかなるだろうと思いつつも一抹の不安を抱き次の行動に移った。
 無駄な時間をくってしまった。フランクフルト市内へは列車で行く。その列車の乗り場はターミナル1の地下にある。ターミナル2から1へはスカイラインというモノレールで移動する。モノレール乗り場は4階にあり、エスカレーターで上った。
 ターミナル1に着いて、道案内を見ながら列車乗り場Flughafen駅へまっすぐ向かう。切符売り場では少々手惑った。街までの切符は5.9DM(約400円)自動販売機での購入だが、これが初めての買い物だった。一応インフォメーションのおじさんに確認してもらった。おじさんは丁寧に教えてくれて街行きの列車が1番ホームからもうすぐ出るからとまで案内してくれた。(もちろん英語)急いでホームへ行くと列車は出発寸前で、乗り込むとすぐに出発した。
 フランクフルト中央駅までは20分ほどで到着した。
駅へ降り立つと外はもう真っ暗だった。気温はさほど寒くはなかった。
天気は夜だから分からないが雨は降っていない。駅はにぎやかだった。いろいろと店も入っている。
花屋、本屋、マクドナルドやピザハットもあった。ローマの駅みたいに怖い雰囲気はない。
大きな駅だった。駅の散策はさておき何より早く宿に向かう。地図を見ると歩いても行けそうな距離だったが、急ぎたいので途中までUバーン(地下鉄)を利用することにした。
地下へ降りて再び切符を自動販売機で購入する。いくつか種類があり、どの切符かよく分からなかったが、一番安い2DMの切符を買って電車に乗った。イタリアもそうだったがドイツも改札とゆうものがない。地下鉄は日本に比べれば汚い感じだが、ヤバそうな人はいないしそれなりに安心できた。2つ目のRomer駅で降りる。地上に出るととても静かなところだった。目の前には大聖堂があった。人がほとんど見えなく、静けさと暗闇に多少ドキドキしながら急ぎ足でユースホステルへ向かった。YHはマイン川を越えたザクセンハウゼン地区にある。AlteBrucke橋を渡り、少し歩いたとところに見つけた。やっと一安心できた。
 入り口の二重扉をくぐると、目の前にカウンターがあった。若いアルバイトのようなお兄さんが座っていた。私はハローと挨拶をして、YHのIBN予約書を出した。お兄さんは慣れた手つきで手続きをしてくれたが、態度はあまり丁寧ではなかった。チェックインを済ますと日本語の注意書きをもらった。やはり日本人客は多いのだろう。
 ルームナンバーは136でベットナンバーは5だった。ファーストフロアーと言われて2階へ上がる。ヨーロッパは階の数え方が違うのだ。部屋を見つけて入るとおばあさんが一人いた。挨拶をするとしきりに話し掛けてきた。しかしさっぱり???なんかベットの件らしいがあまりよく理解できなかった。
上の段ではなく下に移動したいようなことだと思うのだが、いまいち意思の疎通 ができなかった。
部屋は8人部屋だった。2段ベットが4つ。でも窮屈さは感じない広さだった。
5番ベットは窓際で、上の段だった。暖房がきいてて暖かい部屋だった。ベットはふかふかの羽根布団で気持ちいい。ベットで少し荷物を整理して、ロビーへ降りてカウンターではがきを3枚買った。
 ちょとYH内を散策。地下には食堂があるがもう閉まっていた。なんとなくお腹がすいたので、ロビーにあった談話室(?)にあった売店でスナック(1.8DM)を買った。部屋へ戻りスナックを食べながら日記を書いた。スケッチブックを取り出し、部屋のスケッチをしたが、挫折した。
 何よりシャワーを浴びたいと思い、シャワー室を覗いた。しかしショックなことにシャワールームもヴォッシュルームも何故か水(お湯)がぜんぜんでない。なぜだー?!と心の中で思いつつ、おそらく利用時間が決まっているのだろうと推測し、あきらめた。仕方なくトイレの洗面 所で顔だけ洗って我慢した。
 ベットに戻り、日記と手紙を書くことにした。同室の人が戻っていたがやたらそっけない感じだった。ベットは2つ空いているようだ。人気のYHなのに空きがあるなんてさすがオフシーズン。横になっていたら眠くなってしまい10時頃に寝てしまった。ああ・・・お風呂入りたーいと思いつつ・・・。
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コメント

  1. シロタ より:

     こんばんは、初めてコメントします。
    今年の九月にヨーロッパに行こうと思い、情報を探しているうちに、ここに着きました!
    旅行記を見さしてもらいましたが、本当にわくわくしてきますね!色々聞きたいことがあるのですが、ご迷惑でなければ教えていただけますか??お願いします。

  2. いくら より:

    はじめまして、シロタさん。コメントありがとうございます!
    私でお役に立てることがあればよここんで♪
    素敵な旅になるとよいですね☆

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